２度目のドッグショーに参加して　全日制2年生

2022/12/07

昨年のドッグショーではヨークシャーテリアのジムとトイプードルのテンテン２頭で出たので、今年は１頭のみで出るか迷いがありました。テンテンの時は賞を取ることが出来ましたが、ジムの出番になると、風やジムが体を振ったことでコートがぐちゃぐちゃになり、練習通りにいきませんでした。また、小崎先生と一緒に出たときに、アドバイスを頂いたにもかかわらず、頭が少し真っ白になり結果を出せなかったこと、ジムの良さをアピールできなかったことです。その経緯があり、今年こそリベンジしてジムの良さを最大限アピールしたい気持ちと、今年も散々な結果になるのでは？という気持ちで揺れていました。前者の方が勝ち、トイプードルのミンターとジムを担当することになりました。ただ、ミンターはコートの毛が切られてしまっていることで毛量が足りず、ジムのみで出ることになりました。

今年はヨーキーの専門である小崎先生から直接指導を頂けることと「昨年のドッグショーでのジムのコートきれいじゃなかったしね(笑)」という一言を契機に逆に燃えました。

そこから、ヨークシャーテリアという犬種に対する意識が大きく変わり、コート管理に力を入れるようになりました。長毛犬種のコートの保湿・栄養補給の役割があるスプレーと小崎先生愛用のブラシを使うまで、ラッピングを外したあとのコートの状態が良くなく、毛玉ができやすかったです。ブラシ等を使用してからはコートに艶が出て、どんどん綺麗になるのを見て、ヨーキーのお手入れの楽しさを深く知ることができ、この犬種にとてもハマり強いこだわりを持つようになりました。

小崎先生からコート管理、ラッピングを褒められることが増えたこともあり、昨年と比べハンドリング練習にも力を入れるようになり、先生から言われたことを確実に出来るように臨みました。

ドッグショー当日までイメージトレーニングをしていたことで、本番で緊張したものの、今までにない良い歩きができたと思います。

今年は、ジムのセットアップを昨年より早く終わらせることができたのでコートのブラッシングに時間をかける余裕があり、平常心で臨めました。ジャッジを意識しつつ、ジムの素晴らしさを多くの人に知ってもらいたい！という気持ちで出陳した結果、2つの賞を獲得することが出来たときは、泣きそうになりました。

ジムの魅力を最大限アピールでき、思いがけないせいかを得ることができたのは、小崎先生のご指導をはじめ、歩行練習の時に通訳とアドバイスを積極的に行ってくれたクラスメイト達のおかげです。もちろん一番頑張ってくれたのは素晴らしいパートナーのジムです。彼には本当に感謝しかありません。暑い中、ハァハァ言いつつ歩行練習を頑張ってくれたジム。

最優秀賞を頂いた後に再び審査に臨んだ際に、他のハンドラーと一緒にラウンドする前のリードを巻くのが遅かった為、視審と触審に遅れてしまったことがいまだに悔しいです。もし、この時に1回目の審査同様に出来ていたら結果は違ったものになっていたかもしれないと考えたことがあります。それもいい経験だと思い、今後の糧にしたいです。

ドッグショーを終えて、自分の中で大きく変わったことが3点あります。1つ目はハンドラーという仕事に興味を持つようになったこと、2つ目はハンドラーの資格を取りたい。最後の3つ目は、ヨークシャーテリアをショードッグとして育て、ドッグショーに出陳したいと考えるようになったことです。これには自分自身に驚きました。１年前は、ハンドラー、ドッグショー、ヨークシャーテリアに対する強いこだわり、強い興味を持たなかったからです。小崎先生という日本一のプロハンドラーの存在、ジム、今回の経験が大きいです。また、ドッグショーがあるときはジムを出したいです。

ドッグショーは終わりましたが、ジムのコート管理、トリミングをしたいという気持ちが強くなりました。今では、ジムを自分の一部だと思うようになり、私にとってかけがえのない存在です。

学長をはじめ、1年生からドッグショーに出られるという特殊な環境を整えているファーストドッググルーミングスクール、小崎先生、小城先生に感謝の気持ちでいっぱいです。

私にとってのファーストドッググルーミングスクールは大切ン場所で自分の居場所です。3年目も通うことが叶えば、またドッグショーに出陳したいと思いました。

朝早くから私たちのために色々とサポートしてくださったアシスタントの方、先生方には頭が上がりません。本当にありがとうございました。

全日制2年生　　M・N